デフォルトに陥ったギリシャで、EUからの緊縮財政による再建策受け入れの是非を問う国民投票が行われ、反対派が大差で勝利
チプラス首相はEUに債務減免を要求する交渉カードの一つ使用する予定ですが、同国のEU離脱の可能性が高まり、為替相場でもリスク回避のため急速にユーロが売られて円が買われる円高の流れが加速しています。

少し前までギリシャの動向を楽観視していた感の市場は果たしてこの結果をどう判断するのか気になりますね。

プエルトリコのデフォルトにともなうアメリカ経済への影響や、バブルがはじけ3週間で28%も値を下げている上海株の動向など、世界経済への懸念事項は盛りだくさん。
特に上海株は、急騰したあと急落しており、当局の対策も間に合わない状態で、中国実体経済への影響が危惧されています。

ちなみに東京大学教授で国際政治学が専門の原帰一はツイッターで、「ギリシャ国民投票でEU支援案が否決されましたが、すでにそれが持つ意味は薄れてしまいました。ギリシャがデフォルトしたあとも経済危機の波及を食い止め ることができたからです。ギリシャ危機がユーロ圏に波及しない限り、世界経済で見れば、中国の株安の方がよほど問題でしょう」とおっしゃっています。

こうした状況でも、「ハゲタカ」と呼ばれるヘッジファンドは確実に利益を稼いでいるのでしょうね。。。
いずれにせよ素人の投資家はうかつに手を出せない状況が続きそうです。

チプラス首相 ギリシャデフォルト





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