ガソリン価格がここ一年で20円以上値上がりしている。
毎日車に乗る方ならもちろん気がついているだろうが、そうでない人でもガソリンスタンドの前を通って「あれ?」と思うかもしれない。

 e燃費:1年間のレギュラー価格


原油価格が高騰している5つの理由


上記の記事によれば
1.地政学リスク
2.在庫減少圧力
3.シェール生産統計の悪化
4.ドル安
5.投機マネーの動き
が主な理由だそうだ。


これにはトランプ大統領も黙っていなかった。

トランプ米大統領とイラン、原油相場巡り舌戦

トランプ大統領はツイッターへの投稿で「原油価格は高過ぎる。OPECがまた関与している。良いことではない!」とつぶやいた。大統領は4月にも、人為的に高い水準にある原油価格は容認できないとしてOPECを批判していた。
輸入価格が大きく左右される日本はおっしゃる通り!といいたいところだが、トランプ大統領がOPECを批判したことにより原油価格はさらに値上がりした。

協調減産の緩和についての話し合いにより、今後は価格が下る見込みだが、果たしてエンドユーザーであるドライバーがその恩恵を得られるのはいつごろになるのだろうか。



イランは日本のエネルギー政策上非常に重要な国家だ。
石油供給国として、輸入量は3番目。

第二次世界大戦の動乱期、国交を断絶したもののその後また強力な友好関係を持ち直している。

親日国家イランとアメリカと同盟を結ぶ日本。
外交政策の難しさを感じる構図ではあるが、石油だけでなく文化的な交流も盛んに行いたいものだ。

かつての超大国ペルシャとシルクロードを通じて交易していた中世日本。
安倍政権がどのように中東と駆け引きを行うのか見ものだ。