年間聴講100件超! 講演会マニアが経済の明日を占うブログ

1年間に100件超もの経済に関する講演を聴講している講演会マニアが、見聞きした講師の話を通じて日本経済の展望を語るブログです。

タグ:投資

トランプ相場によって、ジョージ・ソロスが10億ドル(1140億円ほど)以上におよぶ巨額の損失を出したと報じられています。
かつてアジア通貨危機をもたらしたほどの投機的な売買手法によって知られるヘッジファンド業界の大物ですら、トランプ勝利という選挙の結果と、その後の株価上昇シナリオを読み誤ったということでしょうか。

ここで、金融業界によく使われる用語「ブラック・スワン」について解説します。

ブラック・スワンとは、文字どおり“黒い白鳥”。
かつてヘッジファンドの運用担当者でもあったナシーム・ニコラス・タレブが2006年に発表した著書『ブラック・スワン ~不確実性のリスクと本質~』によるものです。(ナタリー・ポートマン主演の映画とはまったくの別物です・・・)

かつてのヨーロッパにおいて、“白鳥は全て白い”という当たり前のように誰もが信じきっていた通説・常識が、1697年にオーストラリアで黒い白鳥が発見されたことにより根底から覆され、鳥類学会に思いもよらぬインパクトを与えたというエピソードから、金融業会では、統計や確率、それまでの経験等では予測し得ない事象(自然災害含む)がおこり、市場に多大な影響をおよぼすことを「ブラック・スワン」と呼ばれるようになりました。
そして、予測できず「ありえない」と思われていたこと、そしてそれが起きれば非常に強い影響力を持つ事象が実際に起こってしまうと、今度はそれがあたかも当然であったかのような説明が事後的に施されていくといった特徴もあるようです。

こうした「不確実性」のもたらすリスクを加味した「ブラック・スワン理論」にもとづいて投資を行うヘッジファンドもあるようです。
2016年は、ブレグジットやトランプの勝利など、大方の予想を裏切るブラック・スワン的事象が相次ぎ、「ポスト・トゥルース」という用語まで盛んに用いられましたが、今年はどうなることでしょう。
寛容さで知られるオランダで極右勢力が各日に力を伸ばした中、ル・ペンが支持を拡大しつつあるフランス大統領選、ドイツ議会選などEU存続のかかったヨーロッパ政治イベントが目白押し。

今年もこれまで多くの経済講演会や投資関連のセミナーを聴講してきましたが、リスクを取るのか、はたまたリスクを取らないことがリスクとなるのか、投資家にとっては引き続き難しい一年になりそうです。

blackswan


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以前、辛坊治郎氏の講演会レポートでご案内したとおり、
ここにきて株価がグッと上がり始めましたね。
「バズーカ2」とも称された日銀・黒田総裁による追加金融緩和の発表は、
アメリカでの量的緩和終了や共和党が大勝をおさめた中間選挙結果とあいまって、
円安を1ドル=115円の水準にまで推し進め、
日経平均株価も一時1万7千円台を回復しました


辛坊治郎氏の読みどおりであれば、消費増税の判断が行われる年末に向けて、
このまま株価は上がってゆくことと思われます。

一方で、生活者としてやはり気になるのは、物価の上昇に賃金の上昇が追いつかない事態です。
確かに金融商品の市場は活況かもしれませんが、
余剰資産を持たない庶民にとってはアベノミクスによる株価回復の喜びよりも、
ガソリンなど原材料費高騰に伴う物価上昇の脅威の方が大きいのは当然のこと。
こうして富裕層がますます富を蓄える一方、
年金需給年齢の引き上げや生活保護の縮小など社会保障費が切り詰められていくことで、
貧困層の生活はますます逼迫していくことが考えられます。

経済アナリストで講演会でも人気の森永卓郎氏が『年収300万円時代を生き抜く経済学』で指摘したのは、小泉政権時代の新自由主義にもとづくこうした格差拡大でした(もちろん安倍政権もその延長上にあるわけです)。
年収300万円時代を生き抜く経済学
デフレ不況下でも一定の富を有しているエリート層は安価に不動産等を入手でき、インフレが進んで地価が上がれば、その資産価値を一気に向上させることができます。
(メディアへの支配力を強める安倍政権の影響でTVの露出が減ったと言われる森永氏ですが、講演会では最新の経済状況を分析し、分かりやすく伝えてくれますよ

それでは、庶民が多少なりとも富を得るにはどうすればよいのでしょう・・・。

FXやNISAなど簡単に行える投資商品に流行の兆しがありますが、何より庶民は成功することよりも失敗しないことが大事なのだと思います。
そして庶民が失敗しないためには、やはり経済に関する情報を効率よく入手することなのではないでしょうか。


そこでオススメなのが資産運用や株式投資に関するセミナー
日本全国の色んなところで行われているので、会社員であればちょっとしたメルマガなどで無料セミナーの招待が来ることもあるはずです。是非、アンテナを張ってみてください!

信頼できる講師の講演会に足を運べば、何らかのヒントが得られるはずですよ


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